2006.10.06 Friday
天の覇王 #03(コミックス)
★★★☆☆(10/6まで)
冒頭で「北斗神拳は内部破壊なんだよー」と説明をしておきながら、ラオウの決め技は北斗剛掌波。それは内部破壊じゃないだろう。 あと、入城に際し策を凝らした仲間に「ご苦労だったな」と労うけど、その策は何一つラオウの役に立ってない辺りが面白いです。ああ、でも、ラオウは鬼王の部下をそっくり頂くために、無駄に殺さずに入城したってのがキーなのかな。それだと「ラオウが策を凝らして入城する」ってのも理解できる。話自体は破綻してないのかも。 鬼王さんは奥義がちっともスゴくないのが残念。何やったってラオウ相手に「スゴイ」ことなんてないとは思うけどさー。あと、鬼王さんは普通にいい人だったので、彼をブッ殺してもカタルシスに欠けます。確かに、ラオウは世直しするような人間じゃないので、鬼王さんを極悪非道に描く必要はないのだけど……。「天の覇王」は「北斗の拳」の勧善懲悪な面は忘れて、三国志みたいに善悪関係ナシで覇権を賭けて強者が潰しあうものだと認識した方がいいのかな。 あと、ラオウ様はお話がゆっくりで威厳に溢れてて非常にタルイので、下のスピード調節バーで少し速めにするとスピード感が出て良いことに気付きました。ただし、ラオウ様以外のキャラがめっちゃ早口で喋る罠。 書籍:「天の覇王北斗の拳ラオウ外伝」 GyaOのページ:http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0019445/ |