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サラリーマン金太郎 #ALL(アニメ)
★★★☆☆(11/1正午まで)

どうやらヤクザや暴走族に大変な思い入れがおありらしい、本宮ひろ志さんの人気漫画のアニメ版。かつて八州連合という暴走族の二代目総長だった矢島金太郎なる好青年が、サラリーマンとヤクザの“中間よりちょっと右”あたりを驀進するという、破天荒な物語。読んだことも観たこともない人は、「ごくせん」のヤンクミの斜め上を想像すれば、まぁ大体当たりである。「えっ、ヤンクミの斜め上って、ハンパなくね!?」と思った人は、かなり正解だ。

このアニメは、主人公の金ちゃんが常に喧嘩で物事を解決していくという教育上非常に宜しくない作品であるにもかかわらず、所々で老若男女全ての世代の琴線を揺り動かすよう巧みに計算されているので、まあこの際全部許しちゃえと思わされる名作である。金ちゃんの運が異常に良いのも癪に障るが、作品中で金ちゃんの一の部下である椎名が、「(金ちゃんは)すげー運を持ってる気がする。ツキってのは一晩で変わっちまうが、運てのは一生ついて回るもんだ。」とちゃんと認めているので何ら問題ない。(第14話)

少しだけまじめなことを書くと、この作品は最終話が素晴らしい。最終話で我らが金ちゃんは、汚い敵のやり口にぶっち切れて元八州連合の暴走族くずれを6000人も動員して大暴れする。ところが、ヤマト建設東北支社の副支社長伊郷龍蔵はそんな金ちゃんをぶちのめし、敵と同じに成り下がるなっと叱りつける。そして金ちゃんは、会長の大和守之助に諭されて二度と暴力で物事を解決しないと約束させられる。これは、予定調和と呼ぶにはあまりに潔い幕切れだ。終わってみれば何とこのアニメは、暴走族上がりの純粋だが常識はずれな若者が、社会の中でルールを守って戦うサラリーマンにぶちのめされるという話だったのだ!戦い済んで両者はがっちりと手を握り合い、夕日の中でお互いに頑張ろうと誓い合うという、そういうお話だったのだ!!世間知らずな若者はしっかりと社会の常識を学び、小さくまとまり過ぎた大人はちょっとばかりバイオレンスな自由を取り戻す。めでたしめでたし。おー、あまりにも短絡的だが、意外にも溢れんばかりの説得力!

というわけで、以下に引用する長台詞を見事にモノにした伊郷龍蔵こそ、この作品の影の主人公だと、僕は確信を以って申し上げるわけなのです。

「権力の上にのって特権を持ち出そうが、権力に隠れて人を傷つけようが、それは奴らのやり方だ!だからどうだってんだ!?それと一緒んなってバカども集めて殴り込みかけりゃ、テメェも奴らと同じだろうが!そんなことも分からねぇのか、テメェはぁ!?」(第20話)

あーん、伊郷さんて素敵。


漫画:「サラリーマン金太郎」
DVD:「サラリーマン金太郎」 / 「ドラマ版サラリーマン金太郎」(高橋克典主演)
ゲーム:「実戦パチスロ必勝法!サラリーマン金太郎」 / 「サラリーマン金太郎 THE GAME」
| thinkingreed | アニメ | 02:00 | comments(0) | trackbacks(0) |









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