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レンタル彼氏 #6(ドラマ)
★★★★☆(3/20正午まで)

この作品は面白い。既に繰り返し書いていることだが、今回第六話を観て改めて確信を深めた。

全十話のうちちょうど折り返しとなる今回、主人公森沢夏生は初めてインタヴュイーの個人的な内面に切り込み、彼女なりの価値判断を相手に突きつける。これは、これまでの彼女のインタヴュー方針と明らかに異なっている。彼女は、必死に保とうとしていた中立的な立場を、どうやら保ちきれなくなっているのではないか。そんなことを考えさせられる。物語は、ここからいよいよ佳境をむかえるのだろうか。

それにしてもこの作品では、主人公がルポライターとして行うインタヴューと、主人公自身の私生活をリンクさせる演出が実にうまく機能している。一日を三つに分けて、朝と夜で主人公の私生活を描き、そのあいだの昼間にインタヴューを描く。朝の主人公は、昼間のインタヴューを通して夜には別の自分になっている。そして夜の主人公は、彼女の恋人にしてヒモの男性との関係を通して次の朝にはまた違った自分になっているのだ。こうして、二つの物語は相互作用の中で同時に進行していく。この構成は、恐ろしくシンプルだが実に効果的だ。今回主人公のインタヴュー方針が変わったことに観る者が容易に気付くことが出来るのも、ここまでの五話を通して、森沢夏生という一人の人間をめぐる二つの物語を丁寧に描いてきたからこそだろう。

まあ、こう書いておきながら次回でまたもとのインタヴュー方針に戻ってしまわれたりすると、僕としては非常に困るのだが(笑)


書籍:「レンタル彼氏」(本作とは関係ないかも) / 「「性の自己決定」原論―援助交際・売買春・子どもの性」 / 「援助交際読本―オトコとオンナの世紀末」
| thinkingreed | ドラマ | 03:13 | comments(0) | trackbacks(0) |









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