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レンタル彼氏 #1-4(ドラマ)
★★★★☆(3/20正午まで)

レンタル彼氏だぁ!?はぁ!?

と、思っていたのでこれまで観ていなかったのだが、ふと思い立って観てみたら、これが思いのほか面白かった。実際に男性を買っている女性100人以上に行ったインタヴューをもとにしているという原案の為せる業だろうか、“行き過ぎた”感じがしないところにリアリティがある。

「性を楽しむ女性たちの現状をドラマとして描きます」という挑発的な文句とは裏腹に、登場する「男を買う女性」たちにはそれぞれに理由や葛藤があり、そのうちの幾つかは、現代の社会的な通念に照らしても十分に説得力がある。中には大衆向け週刊誌が喜びそうな価値観の女性も登場するが、興味深いのは、主人公のルポライターがそのような価値観に拒否反応を示している点だ。こうした健全さのおかげで、この作品のストーリーには突飛な印象がない。作中で想定されている社会通念は、至って健全な、多くの視聴者が感情移入できるレベルに止まっているし、主人公のもつ価値観は、今となってはむしろ古臭いとも言えるものとして描かれている。(彼女の波乱に富んだキャリア設定にもかかわらず。)

つまりこの作品は、そのテーマである「男を買う」という行為を、ある種の驚きと共に描いているのだ。そして、主人公が多くの「男を買う女性」に触れていく中で、視聴者と一緒に揺れているのだ。まだ始まって四話だが、最終的にこの作品はどちらに揺れることになるのか。それがとても興味深い。


書籍:「レンタル彼氏」(本作とは関係ないかも) / 「「性の自己決定」原論―援助交際・売買春・子どもの性」 / 「援助交際読本―オトコとオンナの世紀末」
| thinkingreed | ドラマ | 04:27 | comments(0) | trackbacks(0) |









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