GyaO Review Blog[ギャオレビューブログ]

<< Jam Films2 『HOOPS MEN SOUL』(映画) | main | YES「SYMPHONIC LIVE」 >>
翔け!フジ子・ヘミング 35年目の世界初挑戦(ドキュメンタリー)
★★★★★(3/15正午まで)

言葉が無い、というのは本当に久しぶりだ。特に、ドキュメンタリー作品では。

フジ子・ヘミングの名前はもちろん知っていた。彼女のピアノもわずかだが耳にしたことがあったと思う。でも、今回改めて聴いてみるまで、僕は彼女のピアノがこんなにも魅力的だとは知らなかった。

作中を通して繰り返し弾かれるラ・カンパネラ。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番。まるで、迸るようなピアノ。

全身音楽家、という印象だった。(実はとってもお洒落なのに)冴えない風貌。滑舌の悪い、どこか言葉足らずな喋り方。運命に翻弄され、15年も隠棲した末に再び光の当たる場所へ現れた彼女は、きっとピアノを弾いているときが一番饒舌であるに違いない。

外は凍てつくような寒さの一月の深夜。今宵この夜、暖かい部屋の液晶画面のなかで、この素晴らしい芸術家に出会えたことを本当に感謝したい。


CD:「奇蹟のカンパネラ」 / 「憂愁のノクターン」
DVD:「フジ子・ヘミングとウィーンの仲間たち/サントリー・ホール・ライヴ」 / 「フジ子・ヘミングの軌跡」
書籍:「フジ子・ヘミング 運命の力」 / 「ほんの少し、勇気をあげる To you from Fujiko Hemming」
| thinkingreed | ドキュメンタリー | 03:13 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://gyaoblog.cagami.net/trackback/226143
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>

このページの先頭へ