2006.01.18 Wednesday
スーパーフィッシング グランダー武蔵 #20(アニメ)
★★★★★(1/20まで)
変態釣りアニメ「グランダー武蔵」第20話のレビューです。今週は超釣り演出もなかったのに面白すぎです。 湖次郎らと共に、沖縄にGTという魚を釣りにいきたいと言い出す武蔵。武蔵父は「しかし、子供だけでは……」と躊躇します。ですが、そこへ湖次郎たちが来て「向こうでジムと合流するから大丈夫ですよ」と説得。武蔵父も「まあ、ジムがいるなら……」と武蔵の沖縄行きを承諾します。しかし、いまだかつてジムがいたために安全だったことなど一度もないのですが……。第13話なんて、ジムどころか武蔵父までいたのに結局鬼道グループに襲われましたし。 その一方で、小学生たちが「一緒に海釣りに行こうぜ」「やったーぁ!」とはしゃいでる様子を密かに見張っているものがいました。鬼道グループのスパイです。小学生の夏休み釣り旅行の予定を聞いて、上司の九鬼様に報告するスパイ。この人は自分の職業に何か疑問を抱かないのでしょうか。 そして、報告を受けた九鬼様のリアクションが最高です。あまりに最高なので、全文書き写したいと思います。 九鬼様「なに!武蔵たちが沖縄に!?で、狙う物は何だ?何を釣ろうとしている!?・・・・・・ほう、そうか。(受話器を置き、小声で空を見つめながら)そいつは無理だな。いかにキング・オブ・グランダーの血を引いているとはいえ、ついに道化を演じるか風間武蔵。フッ、フッフッフッフフフ・・・」 ![]() (九鬼様「ついに道化を演じるか、風間武蔵」) ![]() (九鬼様「フッ、フッフッフッフフフ・・・」) 小学生が釣り旅行に行くと聞いただけで、一人ほくそえみながら「道化を演じるか、風間武蔵」とまで言い放つ男、九鬼様。なんて愛すべき人なんだ 沖縄についた武蔵たちは、まずは湖次郎の別荘で腹ごしらえです。豪華な沖縄料理に舌鼓を打つ武蔵たち。今年はGTの当たり年だと聞いて、湖次郎は闘志を燃え上がらせます。 ![]() (湖次郎「去年の屈辱はまっぴらや!」) なんと、湖次郎は去年GT釣りで折ってしまったロッドを額に入れて飾っていたのです。どうしてアニメに出てくる金持ちは、みんながみんな金の使い方を間違ってるのでしょうか。あと、息子のこういった奇行をなぜ家族は止めないのでしょうか。ちょっと放任しすぎだと思います。 翌日、湖次郎の自家用クルーザーでGT釣りに出た武蔵たち。GT釣り用にデカいロッドを貸してもらった武蔵ですが、GTに力負けし、ロッドを海中へと落としてしまいます。前回、借り物のロッドを折ったスグルは「弁償します」と反省の意志を見せましたが、湖次郎のロッドを失くした武蔵にまるで反省の色はありません。やはり、相手が金持ちだからでしょうか。 と、そんなとき、隣のクルーザーから高笑いが聞こえてきました。 ![]() (「ウワッハッハッハ!やめておけ!子供にGTは無理だ!」) 見ず知らずのおっさんからいきなり笑われて無理だと断言される武蔵たち。小学生が釣り旅行で大物を釣ろうとしているだけなのに、九鬼様からは「道化を演じるか」などと言われ、見ず知らずのおっさんからも笑われます。本当に釣りをしている大人にロクな人間はいません。釣りくらい自由にやらせてやれよ。 結局、この日の武蔵たちはGTが釣れませんでした。しかし、さっきの高笑いしてたおっさんの娘から驚くべき話を聞きます。なんと、おっさんは会社経営が上手くいかなくなり、借金返済のために全財産をかけて鬼道グループと釣り対決をするのだそうです。見まごうことなきダメ人間です。以前、鬼道グループが「富や名誉をかけて賭け釣りをしている」と聞いたときは、「釣りに富や名誉を賭けるような、そんなアホがどこにいるんだ」と思ったものですが、ここにいました。ていうか、賭けるだけの財産がまだ残ってるなら、それを借金返済にあてろと言いたい。賭け釣りなんかしてんじゃねえよ。なんか、鬼道グループもアレですが、鬼道グループの犠牲者たちにも同情の余地はない気がしてきました。 先ほどのおっさんは「子供の釣りをあざわらう失礼なおっさん」であり、さらに「借金を賭博で返そうとするダメなおっさん」であることまで分かったので、もう捨ておけば良さそうなもんですが、いかんせん娘に罪はありません。武蔵たちは(関わらなきゃいいものを)彼らの勝負の見届け人として、船に同乗することにしました。ていうか、どうせ関わるなら「借金は博打で返さず、働いて返せ」とおっさんを説き伏せるべきだったと思います。関わり方を間違ってます。 勝負の場に現れたのは小学生大好き九鬼様。 「おーっ!これはこれは武蔵くん!まさかこんなところで会えるとは!どうやら私とキミは運命の糸で結ばれているらしい」 と、今日の対戦相手(会社社長のダメおっさん)には見向きもせず、武蔵を口説き始めました。 「やめろ、そういう言い方は!鳥肌が立つ!」 しかし、武蔵は照れちゃってツンツンな態度を取ります。「別にあんたがいるから来たわけじゃないんだからね!あんたが卑怯な真似をしないか見届けに来ただけなんだから!」と武蔵。ツンデレです。 そして、九鬼様とダメおっさんの勝負が始まりました。先にGTを釣り上げた方が勝ちというルールです。最初はダメおっさんがリードしていたものの、ダメおっさんはやっぱりダメ。途中でバラしてしまい、スッ転んでしまいます。その間に九鬼様はサクッとGTを釣り上げ、九鬼様の勝利です。 ![]() (勝負あり。負けたダメおっさんと、その胸で泣く娘。魚を釣ろうとして転んだだけなのに、まるで釣り勝負で殺されたかのようです。転んだだけなんだから、早く立ち上がれよ) そんな娘の姿は見ておれぬと、湖次郎は九鬼様への再戦を持ちかけます。湖次郎が勝てばさっきの勝負はなかったことに、もし負けたら湖次郎は闇のトーナメンター(暗黒釣り師)になるという条件で勝負となりました。しかし、湖次郎は闇のトーナメンターというのが何なのか分かってるんでしょうか。 (↑闇のトーナメンターの一般的な練習風景) こんな変態的な練習をさせられて、ロッドから火が出たり、渦巻きに飲み込まれたり、釣りで爆発したりするんですよ。闇のトーナメンターになると、もう魚は釣れません。 しかし、GT釣りのため特訓を積み重ねてきた湖次郎には自負がありました。特訓の成果を見せてやるといわんばかり、湖次郎は九鬼様に挑みます。ちなみに、湖次郎の特訓は以下のようなものです。 ![]() (ロッドの素振り) ![]() (重りを引き上げる特訓) 確かにどちらもなかなかの変態特訓ですが、まだ釣りの域を脱していません。対する九鬼様は闇のトーナメンター。 ↑このレベルの変態特訓を重ねてきているのです。湖次郎程度が相手になるわけがありません。結局、湖次郎はあっさり九鬼様に破れ、次は武蔵が勝負を挑みます。武蔵父の心配大当たりです。息子は勝手に自分の身体を抵当に巨額のカネが動く賭け釣りに走りましたよ。もう、目の届かないところでこの子に釣りをさせてはいけないと思います。九鬼様は「いまのキミでは相手にならん。一週間の猶予をやる」といって勝負は一週間後に決まりました。なんで、この人は武蔵にだけこんな甘いんだろう。そんな感じで次回へ続く。 ところで、今日始めて気付いたんですけど、このアニメって脚本は井上敏樹さんなんですね。 関連商品:まずは原作漫画。掲載雑誌は言うまでもなくコロコロです。釣りで世界征服とか、ミニ四駆で世界征服とか、ベーゴマで世界征服とか企むのは大抵コロコロです。後は、ゲームやらサントラやらビデオやらが出てますよ。ところで、釣り漫画だと「Mr.釣りどれん」もオススメ。お釣夫人(お蝶夫人)や湖北少年(コナン)など、脱力系の釣りパロディが楽しめます。 |






