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Jam Films2 『机上の空論』(映画)
★★★★★(2/6日正午まで)

僕にとって、ラーメンズはすごく特別な存在だ。小林賢太郎と片桐仁の二人が舞台にあがるだけで、何かが起こらずには済まないという圧倒的な期待感。緻密でエレガントで、セオリーと反復練習に裏打ちされた、洗練された小林の舞台。自然体で奔放で、肉体と精神の閃きに彩られた、個性的な片桐の舞台。対照的な二人だが、その接点で紡がれる笑いは他の追随を許さない。二人を前にするだけで、ワクワクが溢れてくる。たとえティム・バートンとジョニー・デップが揃ったとしても、これほどの高揚感を与えてくれるだろうか!?(因みにこれは、凡そ僕の口から発せられる褒め言葉の中では、最上級の、この上ない部類に属する。)

この作品も、傑作である。笑いとイタさとサムさのバランスが絶妙な脚本は、言わずと知れた天才小林氏の手になる逸品。そしてその脚本の上を縦横無尽に暴れ回って、イタサム可笑しい笑いを振りまいた挙句、気付けばエンドロールの一番上にクレジットされているのが、言わずと知れた変態片桐氏。脇を固める役者も、上手かったり、別に上手くはないけど雰囲気が良かったり、イイ感じにまとまっている。劇中劇のように二つの物語を巧みに結びつける、ちょっと凝ったプロットも素敵だ。

この「The Japanese Tradition」というシリーズはどれも例外なく面白いのだが、この作品は中でも特に完成度が高い。ラーメンズのショート・フィルムとしては、「New World Calendar」に匹敵する完成度ではないだろうか。ところで、この「New World Calendar」という作品は、1/17までならshockwave.comここから観れるので、ぜひ鑑賞すべし。恐らくは、完成度の高さに圧倒されるはずだ。因みに、18日以降は「The Japanese Tradition」シリーズの「-SUSHI-」がかかるらしい。絶対に観ろよ。


DVD:「Jam Films」 / 「Jam Films 2」 / 「Jam Films S」 / 「teevee graphics VIDEO VICTIM 2」
書籍:「ショートフィルム革命―Featuring『Jam Films』」
| thinkingreed | 映画 | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0) |









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