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生物学 ヘビの恐怖〜アメリカの実態 (ドキュメンタリー)
★★★☆☆(2/5まで)

※毒蛇に噛まれた症例や死亡事例など、グロテスクな表現を多数伴います。結構キツイので注意。

 漫画や映画の世界には、しばしば蛇が登場します。
 ロックバンドのヴォーカリストが巨大アナコンダと死闘を演じるロック漫画「無頼男」、蛇を繋げて鞭にする技が登場する「魁! 男塾!」など枚挙にいとまはありません。

 仮想化され、デフォルメされた蛇は確かに可愛いのですが、動物園などで目にするリアルの蛇には嫌悪感を持つ方も少なくないでしょう。独特の動きをもち、シャーシャーと舌を鳴らす姿は不気味ですし、なんといっても噛まれれば死ぬ可能性を持つ毒蛇の存在が蛇という種を象徴しています。このドキュメンタリーはそんな毒蛇に、特に的を絞った一本です。

 アメリカには4種類の国産毒蛇に加え、近年のペットブームで多種多様な蛇が世界中から集められているそうです。ネットオークションではコブラが150ドルも出せば買えるそうですから、お手軽なペットと言えます。

 その反面、不十分な知識と設備のために毒蛇に噛まれる事件も増えているそうです。蛇の毒を中和するには抗毒血清が必要です。蛇の血を飲めばいいと言う聖紆塵の言は嘘なので信じないように。

 血清はレアもので、大きな病院でも取り扱いは少なく、専門チームの奮闘ぶりが語られます。毒といっても種によって効果は様々で、呼吸疾患を発するものや、痛烈な痛みを伴うものもあります。「腕が通常の5倍、足の2倍ほどにもふくれあがった」とありますので大変危険です。また、噛まれなくとも、かすっただけで毒は注入されます。「それくらいの傷なら問題はない」という呼傑の言は嘘なので信じないように。

 また、死に至った最悪のケースとして、全長3.5メートルのボア(ニシキヘビ)に首に巻き付かれ、絞め殺された話も出てきます。たかが3.5メートルでこのパワーですから、無頼男のアナコンダは生身の人間が勝てる相手とは思えません。

 「人間は蛇に愛情を持って接することが出来るが、蛇が人間を愛することはないので、隙を見せないように」というのが全体のテーマでしょう。もし蛇に愛されたいと思う方がいらっしゃれば「天使のしっぽ」をご覧になることをお勧めします。


書籍:「毒蛇」(医学史発掘ノンフィクション) / 「日本産蛇類カラー写真図譜並びに日本産毒蛇咬症の治療」
DVD:「アナコンダ」 / 「パイソン」
| tina | ドキュメンタリー | 13:35 | comments(0) | trackbacks(0) |









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